在留外国人より海外からの特定技能の方が介護の夜勤を任せられるわけ
在留外国人より海外からの特定技能の方が介護の夜勤を任せられるわけ
介護施設では日中だけでなく夜勤者のやりくりにも頭を抱える事業者様も多いかと存じ上げます。
人材確保が難しい昨今、介護エージェントから紹介される日本人は紹介料も高く、
一般の応募から来る日本人は介護に不向きな人も多く見受けられます。
では、外国人人材はどうでしょうか?在留外国人と海外からの特定技能を比べてみましょう。
・日本人との結婚などによる身分系ビザの外国人
介護にやってくる外国人に多く見られるのが在留フィリピン人ですが、
その多くは元々パブのダンサーとして興行ビザで日本にやってきた方が多いです。
そのため、日本語会話能力はとても高いですが、日本語学習をした経験に乏しく、日本語の読み書きが不得手な人が多いです。
そのため、夜勤中は報告書など書き物などを任せるのが難しいケースも多く、
その一方雑務や肉体労働の方を任せっきりにすると不満が爆発するので夜勤統括者による上手い舵取りが必要です。
あと注意しなければいけないのがパブとのダブルワークをしている人が多いです。
在留韓国人の方はその見た目に反して、漢字がほぼ書けません。
韓国はハングルを発明した時に漢字を使うことを放棄した歴史があります。
在留中国人の方は自己主張が強い方も多く上手く関係を構築することがカギとなります。
・特定活動
特定活動の外国人は要注意です。
難民申請者など素性が多種多様で介護には不向きな人も多いです。
・特定技能の転職者
特定技能の転職者は介護の経験や日本語能力もそれなりに備わっており、即戦力となります。
その一方転職の仕方も心得ているので転職のリスクも高く、有効在留期間5年間の何年目かによって、
その後の介護福祉士取得の道のりが困難だったり、前の施設のやり方と違うことで困惑したりする可能性もあります。
また、前の事業所での退職理由も気になる所です。
次に海外からの特定技能を見てみましょう
・海外からの特定技能
海外から来た特定技能は一定の日本語能力と介護の試験をパスしており、
介護の仕事に慣れるのにそれ程時間が掛からないと思います。
ただ、日本の生活様式になれるのに一定の時間と教育はかかります。
しかし、3か月~半年くらいたったころには日本の生活様式や介護の仕事も慣れて行き夜勤もお願いできるようになってきます。
彼ら彼女らはハングリー精神があり残業や夜勤を好みます。
会話能力は幾分在留フィリピン人には負けますが読み書きに関しては断然能力が上の事が多いです。
夜勤統括者が上手く指示を出すことで不平不満を漏らすことも少なく仕事をこなし、入所者の方からも好かれることが多いです。
いかがでしょうか。幾分私の現場での実体験などの肌感はございますが、
海外から来る特定技能生が外国人人材の中でも介護の夜勤に検討できる余地があるという事を
少しでもご理解いただけたら幸いでございます。